【生い立ち】

 

冒険者夫婦の子供として生まれる。

 

サンダーが学校に上がって少し経った頃、父親が冒険中の事故で亡くなってしまう。

母親はショックを受けて冒険をやめてしまい、サンダーは冒険者になりたいという夢を口に出さなくなる。そしていつしか忘れてしまう。

 

疲れて仕事から帰ってきた母親にコーヒーを淹れたところとても喜ばれたためそれ以来日課になり、だんだんとバリスタになりたいと思うようになる。

 

15歳の時に母親が他界。中等教育終了後進級せず喫茶店で働きだす。働きながらバリスタの資格を取るために勉強をしていた。数年間喫茶店で働いたが室内にずっといることに息苦しさを感じ、自分はバリスタの仕事に向いていないと悟る。

 

かつての夢を思い出し、冒険家としての人生を歩みだす。

 

 【人物】 

 

一度だけ家族で冒険に行った際に拾った古い穴の開いたコインに紐を通してペンダントにして肌身離さず付けている。 

 

一人っ子で大切に育てられたせいか純朴でのんびりとした性格。

学生時代は陸上部に入っていたが、身体能力は高いのに競争心がまるでないため、あまり伸びなかった。

 

お人好しのせいで色々と損な役回りになったりするが、本人は気にしていない。

 

【ベルビアさんとの関係】

  

喫茶店で働いていた時に客として来店していたベルビアさんと知り合う。始めは「クールでミステリアスなお客さん」としか思っていなかったが、ベルビアさんがペーパーナフキンに落書きしているのを見てサンダーが話しかけたのをきっかけに少しづつプライベートな会話をするようになり、「来るのが待ち遠しいお客さん」になる。

喫茶店を辞める際、これきり会えなくなるのは嫌だと思い、思い切って友人になってほしいとお願いした。

 

友人として一緒に過ごすうちに好意を持つようになるが9歳年下の自分は見向きもされないだろうとずっと片思いをしていた。冒険中に大怪我を負ったことで想いを伝えることを決意し、バレンタインに告白。付き合うことになる。

 

冒険に行っていない時はベルビアさんの家に入り浸っていることが多い。ベルビアさんの創作活動の邪魔をしないように別部屋の掃除やご飯作りなどをしている。

 

サンダーは結構年齢の差を気にしていて、子供だと思われたくないと考えている。そう思われることで恋愛対象から外れてしまうことを心配している。キスすらも未経験だということをとても引け目を感じている。

 

サンダー曰く「ベルビアさんの好きなところは早朝の深い森の中の遺跡みたいなところ。べルビアさんといるとなんか空気が美味しい」 とのことだが、ベルビアさんはどういうことだか理解できず、宇宙ビア(宇宙について考えている時の顔になるベルビア)になってしまう。ベルビアさんはサンダーの思いやりがあるところ、コーヒーを淹れるのがうまいところが好きらしい。顔の模様も結構好きだと言われたサンダーはコンプレックスだった顔の模様が好きになった。

 

【アルファルドさんとの関係】

 

寂しがり屋のサンダーを気遣ってよく家に遊びに来てくれる。一緒にコーヒーを飲みながらボードゲームなどをして遊んだりしている。

  

年齢は一つしか違わないが、精神年齢が低いサンダーにとっては頼りになる兄のような存在。両親が他界しているため、困ったことがあると恋愛相談も含め色々と相談している。

 

どちらも2メートル以上ある長身なので二人で歩いているとかなり目立つ。

 

【柳くんとの関係】

 

しばらくは一人で冒険していたが、寂しがり屋なため仲間が欲しくなり、柳くんに声をかけて一緒に冒険するようになる。

ちょっと頼りない先輩としっかりした後輩という間柄。お互いが良いところ悪いところをフォローし合いながら冒険をしている。

 

冒険の目的地やルートなどは互いの両親が残した冒険資料などを見ながら相談して決めている。あわよくば財宝を探し当てたいと思っているが、残念ながら見つけたことはない。

 

柳くんはサンダーがベルビアさんに片想いをしている頃から応援しており、上手くいくようにそれとなくアドバイスしてきた。